私たちは、「暮らしの中にこそ学びがある」と考えています。便利さや効率が優先される現代社会では、自ら考え、動き、他者と関わりながら答えを見つける力が失われつつあります。だからこそ、自然や地域でのリアルな体験を通じて、思考力や協働力、そして自分の軸を育む研修を提供しています。

作業や対話を重ねるなかで、参加者一人ひとりが内省し、仲間とともに変化を生み出していく。その過程にこそ、本質的な人材育成とチームづくりのヒントがあると信じています。私たちは、その気づきと成長が生まれる「場」をデザインします。

【現在募集中の研修】

2月19日開催「どう地域と生きていくか」を考える2日間 ~地域おこし協力隊向け|内省型コミュニケーション研修~

― 1年目の節目に、「自分」と「地域」との関係を編み直す ―

辞めるか、続けるか。ではなく、 「どう地域と生きていくか」を考える2日間。

地域おこし協力隊として活動を始めて、約1年。

・想いはあるのに、なぜか伝わらない

・役場や地域の人と、少しずつズレを感じる

・「なんで分かってくれないんだ」と思う瞬間が増えた

・このまま2年目に進んでいいのか、不安になる


もし、ひとつでも当てはまるなら、それはあなたの能力や意欲の問題ではありません。

問題は「スキル不足」ではなく自分と他者の“違い”を理解する土台がないこと

地域おこし協力隊は、多様な人と関わる仕事です。


・地域住民

・自治体職員

・地域内外の事業者

・他の協力隊

価値観、立場、責任、時間感覚。それぞれまったく違います。

多くの摩擦やすれ違いは、「やる気」や「能力」ではなく、認知やコミュニケーションの型の違いから生まれています。

ビジネス研修の前に、必要なものがあります


起業、事業づくり、企画立案。それらはすべて「手段」です。

その手段を活かすためには、まず 自分自身の土台(軸) が必要です。

・自分は何に価値を感じるのか

・どんなコミュニケーションが得意なのか

・どうしても譲れないことは何なのか

この「内省」がないまま手段に走ると、地域との間に摩擦が生まれ、消耗してしまいます。

この研修で行うこと

本研修は、スキルを詰め込む研修ではありません。

「地域と共に生きていくための“基礎訓練”」を行います。


【主な内容】

・自分の価値観・思考の癖・コミュニケーション特性を知る

・他者(地域住民・自治体職員)との違いを構造的に理解する

・1年間の活動を丁寧に振り返る

・翌年度に向けたアクションプランを言語化する

感情論ではなく、「構造」と「理解」を通じてあなたと地域の関係性を再設計する機会にしてください。


なぜ、この研修を「くらしのひととき」が行うのか

主催の株式会社くらしのひとときは、地域おこし協力隊を卒業後、地域に定着し、ゼロから事業を立ち上げてきました。

・人口400人の集落

・宿泊施設ゼロ・観光地ではない

・前例なし

という環境で、衝突・失敗・葛藤を何度も経験してきた当事者です。

理論や制度論ではなく、地域で揉まれ、悩み、関係を壊し、それでも残った経験があるからこそ伝えられる内省があります。

協力隊卒業後に起業・定着した先輩のリアルな話も

本研修には、協力隊卒業後に地域で起業・定着した元隊員も講師として参加します。

・地域に根差すことの難しさ

・綺麗ごとでは済まない現実

・それでも続ける意味

内省と実例を組み合わせることで、「自分のこれから」を現実的に描くことができます。


自治体・担当者の皆さまへ

本研修は、協力隊の成長・地域で活躍する土台づくりはもとより、離脱防止・自治体業務の効率化も目的としています。

・協力隊の早期離脱リスクの軽減

・地域住民・自治体職員との円滑なコミュニケーション

・主体的に考え、行動できる人材の育成

・担当職員の精神的負担の軽減

「トラブルが起きてから対応する」のではなく、起きる前に整えるための研修です。


【開催概要】

対象:地域おこし協力隊(任期1年目を終えかけの方、2年目・3年目任期の方)

日程:2026年2月19日(木) 13:00集合 ~ 20日(金) 13:00解散

※郡山駅までの送迎も予定しています。(費用別途、集合解散に1時間半の移動時間を見込んでください)

※前泊・後泊も要相談。

形式:宿泊型研修・個人、グループによる内省ワーク中心

宿泊場所:暮らしの体験宿ひととき

参加費:50,000円(税込・宿泊費込み)

※食事代は別途。

※事前振込または現地での現金決済をお願いいたします。請求書発行が必要な方はご連絡ください。

キャンセルポリシー:

イベントの7日前までにキャンセルの場合:代金の80%を返金

イベントの3日前までにキャンセルの場合:代金の50%を返金

それ以降のキャンセルや無断キャンセルについては返金は致しかねます。

定員:少人数制(最大7名)

アクセス:

〒969-4512 福島県耶麻郡西会津町上野尻字下沖ノ原2650−1

最寄り駅 JR磐越西線・上野尻駅(駅から徒歩8分)または、JR磐越西線・野沢駅(車で送迎いたします)

主催:株式会社くらしのひととき

※ご希望の方には役場提出用の概要資料をお渡しします。

~最後に~

私たちは日本を支える農山漁村に活力を生み出す上で地域おこし協力隊の制度にはまだまだ大きな可能性があると信じています。

しかし、各地で奮闘する協力隊一人ひとりの「自己責任」に頼っていてはその未来に到達することはないでしょう。

短い時間ながら少しだけ先んじて協力隊として、そして地域で生きる覚悟を決めた立場として、次の世代にその経験を託していきたいと考えています。

地域で生きる力は、スキルより先に「自分を知る力」から始まります。

1年目の終わりは、辞めるか続けるかを決める時期ではありません。

どう地域と生きていくかを、自分の言葉で選び直すタイミングです。

あなたのご参加を心からお待ちしています。


【講師プロフィール・主催】

・関美佳(ファシリテーター)

一般社団法人小さな冒険学舎 専務理事。国内外のキャンプ・野外教育に30年以上携わり、これまで関わった子どもは延べ1万人以上にのぼる。野外教育の本場アメリカでレクリエーションマネージャーの資格を取得し、帰国後は国際交流キャンプや田舎・農業体験などの企画・運営に長年携わってきた。新潟県十日町市では山村留学や地域おこし協力隊受け入れの基盤づくりにも関わり、地方での人材育成の現場にも精通している。

また、豊富なレクリエーションマネジメントの経験を生かし、企業向けチームビルディング研修の講師を務めるほか、今後農山村での子どもの受け入れや森のようちえんを始めたい人への教育・安全管理指導などを通じて、自身の経験を次世代へつなぐ活動を進めている。


・佐々木祐子(講師)

株式会社くらしのひととき取締役。福島県郡山市出身。震災をきっかけに福島へUターンし、福島県南相馬市で小中学生向けの人材育成事業に携わった後、2017年に夫婦で西会津町へ移住し、観光担当の地域おこし協力隊として着任する。観光協会でのイベント企画や情報発信、空き家活用を通じて交流人口の拡大に取り組み、任期中の2018年には町内の空き家を改修して「ゲストハウスひととき(現・暮らしの体験宿ひととき)」を開業した。協力隊卒業後は、宿・カフェ・私設公民館を運営しながら、地域で挑戦する人材の育成と伴走支援に力を注いでいる。SOCIAL INNOVATION ACCELERATOR(SIA/東北社会起業家育成プログラム)4期生。2021 SOCIAL INNOVATION SUMMITでは共感賞・オルビス特別賞を受賞。


・株式会社くらしのひととき(主催)

株式会社くらしのひとときは、福島県西会津町を拠点に、農村での宿泊事業と人材育成・研修事業を行う地域会社です。 暮らしの体験宿ひとときで培った、空き家再生、農業・食育体験、親子ワーケーション、学生・社会人インターン受け入れなどの実績を基盤に、地域おこし協力隊や企業向けに「地域で生きる・働く」を学ぶ研修プログラムを企画・運営しています。 地元農家や住民とのネットワークを活かし、フィールドワークと対話を組み合わせた、実践型の学びと関係人口づくりを特徴としています。